母乳で賢い子供が育つってホント?
母乳で育った子供は賢くなる
そういったことを耳にしたことはありませんか?
本当なの?それって迷信じゃないの?
と思われた方もいるかもしれませんね。
でも、どうやら本当らしいです。
それにも、ちゃんとした根拠があるんですよ。
オーストラリアで行われた調査で、母乳で育った子供は、学力テストの成績が、そうでない子供に比べ高い傾向がある、という結果が出ました。
対象になったのは、1000人以上の10歳の子供です。
しかも、その結果は、特に男の子に顕著に表れているそうです。
母乳が、どうして子供の脳の発達にいいのかというと、
- 母乳には脳の発達に必要不可欠な要素が含まれている。
- 男の子は、女の子よりも母乳に含まれる女性ホルモンの神経保護作用のはたらきをより強く受ける。
- 授乳そのものが、赤ちゃんと母親の接触を強くし、認知能力などの発達を助ける。
- 男児は認知能力と言語能力を母親とのかかわりで強く影響を受ける。
でも、何らかの事情で、母乳育児ができないケースもあります。
母乳をあげたいのに、おっぱいが出ないというのは、女性にしかわからないつらさですね。
おっぱいの出が悪いのが、ますますストレスになって、育児そのものに影響を及ぼしてしまいます。
もちろん母乳を赤ちゃんにあげられるのがベストですが、できないとしても、赤ちゃんが育たないわけではありませんよね。
母乳がダメならミルクという手段もあります。
それに、母乳を与えるのは2歳ぐらいまでですし、後は普段からの食事で脳と体を作っていきますよね。
この調査でも、母乳以外の要素として、「読み聞かせ」が、学力に大きく影響することがわかっています。
やはり子供に費やす時間というのが、ポイントのようですね。